「デジタルツイン」という言葉を聞いたことがありますか?
耳慣れない言葉ですが、 現実世界の情報をデジタル世界で完全にコピー、再現する技術です。デジタルツインはIoTと組み合わせることによりリアルタイムの高度シミュレーションを可能にし、自動運転、メンテナンス、製造現場など幅広い分野での応用が期待される技術です。
本記事ではこれらデジタルツインに関連する株式銘柄についてまとめています。
本記事は投資を推奨するものではありません。
あらかじめご了承ください。
関連銘柄
コード | 銘柄名 | 配当利回り | PER | PBR | ROA |
---|---|---|---|---|---|
ACN | アクセンチュア | - | 40.89 | 16.3 | 17.23 |
ANSS | アンシス | - | 69.9 | 9.3 | 11.14 |
PTC | PTC | - | 113.22 | 10.33 | 4.32 |
2354 | (株)YE DIGITAL | 0.73% | 30.52 | 4.25 | 4.13 |
3744 | サイオス(株) | 0.81% | 35.66 | 4.07 | 0.6 |
3914 | JIG−SAW(株) | - | - | 54.5 | 20.29 |
3920 | アイビーシー(株) | - | 30.95 | 3.92 | -1.57 |
4770 | 図研エルミック(株) | - | - | 4.12 | -1.11 |
6662 | (株)ユビテック | 1.29% | - | 1.12 | 1.07 |
全体的に既に大きく値上がりしている銘柄が多い印象です。
また一部ROAがマイナスを示しているものもあり、テーマ的な人気から買われ高PERを示している銘柄が一部ある可能性があります。
私見:既に値上がりしている銘柄が多い
デジタルツインはここ2~3年で注目度を上げてきた分野です。コロナ禍により世界の中央銀行が緩和政策を行っているためテクノロジー企業に緩和マネーが流れ込みやすい傾向が続いており、株価が割高圏で推移し続ける要因となっていると思われます。
上記に挙げた銘柄の中で特に私が注目しているのはアンシス:ANSSです。既に多くの企業に技術を提供している実績があり、財務状態も良好です。しかしPERが70倍近く割高感が意識されます。しかしテスラがPER1400倍近い値を維持していること、今後数年は緩和政策が続くことを考えれば株価上昇に賭けるという判断もあり得るとは思います。
仮にアンシスの値上がりに賭ける場合、資金の5~10%程にとどめるくらいが良いのではないかと思います。(他の90~95%は保守的に運用している前提の割合です。)