初めに
前回の記事の続きです。
人口動態も2080年までは減少し続けることを書きました。
しかし、100年後は2119年です。
人口の減少も大方終わり、それから40年たった世界。
その時、私たちの子孫がいるならどんな地元を残したいのか考えてみました。
コンパクトシティ構想再び
私はコンパクトシティ構想は考え方としては間違っていないと思っています。
人口が減り、老齢人口が増える状態では行政の効率化は必須です。
その為にはコンパクトシティ構想を青森市だけでなく、青森県の第二、第三の都市である八戸市、弘前市でも行うべきだと考えています。
青森県はこの三か所に人口を集中させる方針を取るべきだと思います。
三か所ならば2080年に想定される80万人まで人口が減少しても、20~30万都市を維持できます。
空いた土地はスマート農業を駆使し省力化して乗り切るような体制を敷くべきだと思います。この方策を推進することのメリットは行政の効率化だけでなく、スマート農業などのIT技術を活用する雇用も新しく生み出すことができる点です。
農業ドローンなどを扱う企業体を育て、あわよくば近隣地域にも展開することができればなお良いと考えています。
移民政策は必要か
人口を維持するためには合計特殊出生率を上げる以外にもう一つ方法があります。それは移民を入れることです。
しかし、私はこれには反対です。
何故ならば仮に人口が減ったとしても、行政がきちんとした対策を実施すれば、上記で述べたような人口規模を保った都市圏を維持できる可能性があるからです。
仮に移民を受け入れるとしても、上記で述べたようなスマート農業などを行うのに必要なスキルを有した人材に限り受け入れるべきだと思います。その様な人材を招き、基本的には地元の人にスキルを身に着けてもらって高い給料を得るようにしてもらうことが本筋だと思います。
経済成長はどうあるべきか
日本の経済規模は人口減少に伴い恐らく低下することが予想されます。
当然のことながら、青森県も120万人から80万人まで人口減少するので、何も経済成長が無ければ規模は2/3になります。
しかし、私は全体のGDPよりも一人当たりのGDPがきちんと成長すれば良いと思っています。というより、全体で考えればマイナスになるのは必然で、これは個人ではどうしようもない事実だからです。それならば一人当たりに着目し、質を高めるほうに論点を置いた方が生産的なのではないかと思っています。
今地方に、日本に求められているのはどう発展するかというよりはどう衰退し、また羽ばたくためにはどうするべきか考える100年が来ているのではないでしょうか。
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