初めに
本記事は投資や就職斡旋などを目的としたものではありません。
個人の興味の範囲でまとめたものなので、あらかじめご了承ください。
地元企業の分析ということで今回はみちのく銀行です。
実は青森に本社を置く上場企業はこのみちのく銀行を含め4社しかありません。
もちろん工場がある企業はあるのですが、本社があるという点ではやはり青森は少ない印象です。
話がわき道にそれました。
では本題に入っていきます。
事業内容
企業名からわかるように銀行業務が主体です。
青森県には他に青森銀行があり、第二銀行という立ち位置ですが、資本規模ではそれほど差はありません。
店舗は青森を中心に、北海道、秋田県、岩手県、宮城県、東京都に展開しています。
また過去にはみちのくモスクワや香港などという海外拠点を有していましたが、2006年にみずほコーポレート銀行に業務譲渡しています。
業績・株価
今季の業績は赤字見通しと低迷しています。
やはり、地方銀行は日銀のマイナス金利政策の影響が響いているようです。
株価もそれに伴いここ5年は下落傾向です。
市場は地方銀行の業績を非常にシビアに判断しているのがわかります。
配当・株主優待
配当利回りは1.20%と非常に低いです。
業績の悪化が懸念されることから更に配当の減少リスクはあると思われます。
株主優待も商品券がありますが、この経営環境で株式を保有するリスクに見合うとは思えません。
社会貢献活動
社会貢献活動としては東日本大震災 復興への取り組み、公益財団による基金活動、地域のスポーツ・文化振興などを行っているそうです。
青森の弘前・白神アップルマラソンのスポンサーでもあるみたいです。
スポーツで他に事例を上げるとカーリング競技に対する支援活動も行っているそうです。カーリングのチーム青森を支える活動もしているとわかると親近感が湧きました。
働きやすさ
みちのく銀行のホームページに行くと、ダイバーシティについての項目がありました。
中身は女性の働きやすい環境づくり、子育て支援、ワークライフバランスの推進など先進的な取り組みが多くみられました。
どちらかというと銀行は女性が多いイメージです。
その女性を支える多くの取り組みが伺えるので、女性は働きやすい環境なのではないかと思いました。
個人的な感想
みちのく銀行は地方銀行でありながら、海外支店を持っていたり、マスコットキャラクターにアニメキャラを使用した初めての銀行だったり、初のひらがな名の銀行だったりと個性的な取り組みが多い会社だと思っています。
ただ最近はマイナス金利政策の影響で経営が悪化していることが伺えます。
ここは一度初心に帰って、本当に成長しそうな地元企業を育てるような投資をする本来の銀行業務を行うなど、この苦境を跳ね返す改革を期待したいと思います。
そして元気な地方銀行として復活して、女性のキャリアや健康を支える会社としてこれからも青森の経済を支えていって欲しいと願っています。
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