初めに
本記事は投資や就職斡旋などを目的としたものではありません。
個人の興味の範囲でまとめたものなので、あらかじめご了承ください。
今回の企業は初めてのメーカーです。
太平洋金属は本店は東京にありますが、本社機能は実質的に八戸市にあるので青森の企業ということでカウントしました。
事業内容・沿革
ステンレス鋼の原料フェロニッケル製造が主な事業内容です。
企業の起源は日本ソーダから1949年に独立した企業であり、現在は日本ソーダと直接の資本関係はありません。
業績・株価
業績は前々期は赤字に沈んでいます。
また前期も利益は低めで苦しい経営が続いています。
原因として会社からはステンレス鋼の原料となるニッケルの価格変動が要因としてあるとの説明がありました。
株価は苦しい経営が続いていたこともあり、アベノミクスが始まって以降も株価は下落の一途を辿っています。
配当・株主優待
配当金は業績の悪化に伴い2019年は60円から30円に減配されています。
見かけの配当利回りは2%台と東証企業の平均値当たりですが、これまでの株価下落を考慮するとあまり良い数字とは言えません。
株主優待は実施していませんでした。
社会貢献活動
ホームページを見る限り、社会貢献に関するページは存在しませんでした。
しかし、環境対策として「あおもりエコタウン」構成企業に参画しており、他の企業と連携し排出物の再資源化に取り組んでいるようです。
働きやすさ
公式ホームページには特に情報はありませんでした。
また中途採用等は現在行っていないようです。
個人的な感想
全体的に業績悪化が配当や社会貢献活動、社員採用等に影響している様子が感じられました。また市場が成熟したフェロニッケルに頼る業態が経営不振の現況と感じられます。一刻も早い次の成長エンジンへの投資が求められると思います。