初めに
本記事は投資や就職斡旋などを目的としたものではありません。
個人の興味の範囲でまとめたものなので、あらかじめご了承ください。
今回は日本航空電子工業について分析していきます。
前回までの記事で青森県に本社機能がある上場企業は全て紹介してしまったため、今回からは事業拠点がある企業も対象にしてみました。
業務内容・沿革
日本航空電子はグループとして、コネクター、各種スイッチ、航空機用の電子部品などを製造しています。創業は東京で昭島事業所が東京にあります。主要な子会社には弘前航空電子、山形航空電子、富士航空電子、信州航空電子があります。
青森県にある弘前航空電子は1979年に開業し、コネクター部品をCADによる設計からインシュレーター生産・コンタクト生産を経て組み立て部品とする一貫生産が行われているそうです。
業績・株価
今期の業績進捗率は前々期、前期と比較して低めで推移しています。
会社予想の最終業績も前年比並みとなっています。
株価はアベノミクス後急騰しましたが、2015年を境に下落、以降約1500~2500円のレンジに収まっています。
配当・株主優待
配当利回りは1.79%と日経企業の平均値2.15%より低いです。
株主優待は実施していません。
社会貢献活動
ホームページにはCSR活動に関するページがあります。
内容として以下の8項目が挙げられています。
1. 公正で誠実な企業活動
2. お客さまの満足の追求
3. 透明な企業活動
4. 環境との調和
5. 社会との調和
6. 人権の尊重
7. 社員の尊重
8. 知的財産・情報の管理
この中の5. 社会との調和をピックアップして見たところ、社員の方が中心に事業所周辺の美化活動や森林保全活動などが行われている様子が写真付きで紹介されてました。
働きやすさ
離職率は約1%(日本航空電子発表)であり低い部類に入ります。また福利厚生として社員食堂の充実や保養所整備などを行っています。また育児支援なども実施しているそうです。しかし、一方でこれらの充実した制度は末端の子会社に行くほど適用されなくなるとの噂もあり真偽は不明です。
個人的な感想
大手メーカーの子会社ということで福利厚生が充実していることが読み取れました。また設計から生産、組み立てまでを一貫して行うことでより付加価値の高い製品を生み出せるポテンシャルを持った工場が弘前市にあることが分かり、頼もしく思いました。直近の業績はあまり良くはないですが、今後もより付加価値の高い商品を開発し続けて、地域経済の要として頑張って欲しいと思います。