初めに
IR関連について私は以前以下の様な記事を書きました。
www.realisticregionandlife.work
あの後個人的にIRに関する報道や個人の方達が挙げている情報に触れて、個人的に思ったことがあります。それは汚職をしたのは議員でそこをクローズアップするのは分かる、しかしその背景を作ったのは国民の政治への無関心ではないかということです。
また個人的には政治に興味を持っています。そして、政治を批判するには無意味でも投票という形で政治に参画することが必要と思っています。
さらに最近は一歩進めて、国政の動向や自身の地区の議員がどのような人物、立ち位置で活動しているのか調べ、発信することで自身の理解を深め、あわよくばこのブログを読んでもらった人に政治について考えてもらえるきっかけになればいいと思い書いています。
議員という仕事
現代の民主主義において政治を執り行うのは、選挙によって選ばれた政治家です。政治家になるには大抵の場合仕事を辞めて選挙活動に専念しなくてはなりません。そして、落選した場合当然のことながら収入は0になります。
仮に一般的な資産を持たない人が落選した場合は次の選挙を待って、講演会や何らかの政治活動を行い資金を稼がなくては生活ができません。それが難しいと判断した人は政治家を諦めて、別の仕事を探し始めます。
この政治家の経済的不安定さが資金を持つ団体の付け入るスキとなります。ある団体の利益に適うように政策を提案し、国会で通すことは、この流れを考えるとごく自然なこととなります。
ですので、ある程度クリーンな政策を打ち出して実行するには本人の能力も大切ですが、生活や政治活動に必要な最低限の資金が必要になります(ここもどれくらいが妥当かというのは各々意見があると思いますが、主題では無いので無視します)。
秋元議員のバック(資金提供者)は誰なのか
今回の秋元議員のIR汚職のマスコミ報道について見ていると秋元議員やその周辺議員の関連について追及していく流れがあります。確かに汚職した議員が逃げ切るのはいけませんし、追求する必要はあると思います。
しかし、もう一つ追求して欲しいのはIR汚職で資金を渡したとされる500.comという企業です。500.comはアメリカで上場しており、株主構成はアメリカのファンドが多いですが、中国の紫光集団の副社長が500.comの社長を兼任していました(2019年12月ごろまで)。この紫光集団は中国の大学から派生した企業であり、中国の大学のバックには中国共産党がセットでいます。
つまり、秋元議員のバックにいるのは中国共産党だったという線が濃厚です。
よくこの手の話をすると考えすぎや変な人だと思われるので日常生活では口にはしませんが、世の中で考えてやられていないことはなく、考えつくより10倍はエグいことがやられているのが現実だと個人的には思っているので、それほど外れてはいないと思います。
自分たちの選挙区の議員の資金の流れについて考える
秋元議員の場合は自分の利益と中国との利益が一致して動いていたがためにこのような事件になりました。
その時思ったのは私達は自分達の選挙区の議員がどの様な団体から援助を受けて活動しているのかあまり良く理解していないということです。IRに限らなくても地域の声を無視し、議員の利益と援助先の団体の利益が合致して動いている議員は多いかもしれません。
これは議員が悪いのもありますが、議員に地域へ貢献するように利益誘導できなかった私達の無関心も根底にあるのではと思います。地域の子育てや産業発展を訴える議員がいるならば個人が100円でもいいので援助して声を出すべきだと思いました。1人100円でも、日本国民が皆寄付すれば120億円になり、議員もそんな声を無視することはできなくなるかもしれません。
議員や議員を目指す人もお金が無くて、汚職に手を染めるくらいならマニフェストを書いて、クラウドファンディングでもして欲しい(政治活動にはいろいろ規制がありそうですが、あるなら法改正して欲しい)と思いました。
参照サイト