「ふらいんぐうぃっち 2巻、第7話」の感想について書いていきたいと思います。
ネタバレを含みますので、ご了承の上お読みください。
紹介する本の基本情報
書籍名:ふらいんぐうぃっち 2巻
初版発行:2013年12月9日
著者:石塚千尋
発行:株式会社 講談社
第7話、夢と道端の幸せ
ほら貝を抱えてベンチに座る真琴。
目の前には横浜の海が広がっています。
うん、どうゆう状況なんだ???
すると後ろから真琴を呼ぶ声が。
振り返るとびしょ濡れのなおさんが居ます。
事情を聴くと、
なおさん「青森から泳いできた」
ポクポクポク…ち~ん。。。
青森から横浜まで泳ぐと約1000kmあります💦
さすがの真琴も少し動揺(笑)
なおさんは続けて見立て欲しいものがあるとうなじを見せてきます。
真琴がみると首筋にほくろのようなものが。
更に良く見るとほくろらしきものの中に「大吉」の文字が。
真琴は授業中に居眠りをしてたようです。
先ほどのなおさんとのやり取りも夢の中の出来事ということですねε-(´∀`*)ホッ
帰宅の道中、このことを真琴は得意げになおさんに話します。
何でも魔女の見る夢は予知夢の力があるとないとか。
なおさんのうなじには大吉の文字があったから今日は良いことあるかも!
すると圭くんが道端で何か見つけました。
なおさんに幸運な落とし物でもあったのでしょうか?
圭くんがみつけたのは「ばっけ」でした。
「ばっけ」は青森ではふきのとうのことを言います。
圭くんがみつけたのはばっけの新芽です。青森県ではこの新芽を天ぷらにして食べます!
圭くんも例にもれず、てんぷらにするようです!(さすが津軽人!)
そこでみんなでばっけの新芽を集め始めました。
しばらくするとカバンでばっけが一杯になりました。
早く帰って料理しましょう!
台所でばっけを洗っていると千夏ちゃんが興味津々に駆け寄ってきました。
真琴はばっけの新芽をてんぷらにすることを伝えます。
すると千夏ちゃんは渋い顔に(笑)
ばっけは少し苦い味なんです。
大人の味ともいいますか、私も小さいころは苦い物の味がわからなかったな~
(しかし、何故か大人になると好きになってしまいますよね~)
ということで千夏ちゃんは退散してしまいました💦
その間にも圭くんは手際良く下準備を進めます。
圭くんは結構何でも手際良くこなせるタイプみたいで、たま~に料理をするようです。
(厨房に立つ男子はモテるぞ~by加治さん)
ばっけのてんぷらが綺麗に上がりました。
すると何故か千夏ちゃんが帰ってきました。
苦手と言いつつも興味があるみたいですね!
お塩を少し振って、真琴が一口食べました。
真琴「サクっ、はふ、あ~美味しい!!」
千夏ちゃんは真琴の舌が大人だったことを残念がります。
圭くんは温かくなってくるとまだまだたくさん山菜が取れるのでまた取りに行こうと一言。こんな男子がいたら間違いなく私は惚れます!
一方その頃なおさんは。
大吉の予知夢を信じて、じっとお店で店番してました。
第7話終了です!
感想
今回から第2巻に入りました。
表紙の絵は桜が満開の弘前公園です。
桜祭りのお話も収録されているのでしょうか?
「ばっけ」という言葉ですが、調べてみると意外と東北全土で使われているみたいです。「ばっけ味噌」というふきのとうを使用した調味料があり、これは青森より秋田や宮城などが発祥のようで、言葉としても広く知られているみたいです。
身近なことでついつい常識と思っていることでも調べると新しい学びがある。
ふらいんぐうぃっちを私はそんな新しい出会いをくれる本として最近は楽しく読んでいます!
では、また次回の記事でお会いしましょう!