「ふらいんぐうぃっち 3巻、第18話」の感想について書いていきたいと思います。
ネタバレを含みますので、ご了承の上お読みください。
紹介する本の基本情報
書籍名:ふらいんぐうぃっち 3巻
初版発行:2015年4月1日
著者:石塚千尋
発行:株式会社 講談社
第18話、フライパンとホットケーキの関係性
奈々さん「お父さん、お父さん」
啓司さん(圭くんのお父さん)「おーめやぐめやぐ」
と畑仕事に出かける前にお弁当を渡す朝の風景から始まります。
「めやぐ」は津軽弁で「ごめん」や「すまんね~」みたいなニュアンスで結構使う便利な言葉です。
特にお年寄りの方(70~80台)が良く使ってる印象です。
お話に戻り、家の今では圭くんが大あくびをしています。
起きたてなのでしょうか?
しかし、電話が鳴り圭くんは電話を取りにいきます。
電話の主は真琴でした。
何でもクジラを田んぼで見た帰りに、友達にあったので連れて帰ってもよいかということ。
クジラを田んぼ??と思いながらも友達が来ることを圭くんは快諾してくれました。
杏子が圭くんの家に着くと何やら目が輝いています。
確かに圭くんの家は結構立派なお屋敷なんですよね~
多分昔からあるタイプの家(恐らく明治以降)だと思われます。
このタイプの家は今は何らかの記念館や公共施設になっていることが多いですが、作者の石塚先生はそれらをモデルにしたと思われます。
千夏ちゃんは古いと言っていますが、これが良いんですよ~(個人的感想です)。
居間に行くと圭くんが何やらホットプレートを運んでいます。
どうやらお腹を空かしているみんなにホットケーキを振舞ってくれるようです。
圭くんは本当に料理が好きなんですね~
ソファーにはチトさんとケニーさんがくつろいでいます。
杏子とケニーさんとはどうやら知り合いのようです。
ケニーさんは趣味で人類学を研究しているらしく、杏子の師匠でもあるようです!
ふらいんぐうぃっちの中での使い魔って一体どんな存在なのか謎が深まるばかりです(笑)
そんな話をしている間に圭くんがホットケーキを焼き始めました。
まず、生地を薄く片面焼いて更にその上にドーナツ状に生地を追加します。
こうするとふっくらとした焼き上がりになるそうです!(今度試してみたいですね~)
してお味は?
杏子「うん、美味しい!」
茜さん「圭はいいお嫁さんになるね」
確かに!それは同感です(笑)
ホットケーキを食べていると千夏ちゃんが杏子に「ホットケーキの歴史」について質問します。
突然の振りにも関わらず、杏子は語り始めます。
起源は古代エジプトまで遡ると言われているけど、日本に入ってきたのが70年くらい前だそうです。ちょうど戦後当たりですかね?
ホットケーキという呼び方は日本が作ったもので、海外ではパンケーキが一般的だそう。
この話を聞いた千夏ちゃんは杏子は何でも知っていると感心します。
しかし、ケリーさんからはホットケーキが伝わったのは明治ではと突っ込みが入ります。どっちなんだ?💦
wikipediaで調べると明治30年ごろに伝わったとの記述がありました。
ケリーさんの説の方が正確なようです。
更に当時は見た目から「ホットケーキ」と「どら焼き」が混同されてたみたいです。
どんなことでもその背後には色んな歴史があるんですね~
会話が弾む一同ですが、杏子はお母さんに倉本家によることを連絡し忘れていたことに気が付きます。
杏子「電話貸してもらえますか?」
なんと今どきスマートフォン持ってないんですね!
思い返してみるとふらいんぐうぃっちはあまりデジタルな機器が出てきません。
魔法という世界観を崩さないためにあえて最新機器は描いていないのかも?しれません。
さて話は戻って杏子はお母さんにクジラを見たことと倉本家によっていることを伝えました。
するとお母さん近くに茜さんがいないかと尋ねます。何か用があるのでしょうか?
電話が終わった杏子が帰ってきました。
その足で窓を開けていいか、圭くんに聞きます。
料理もしたし、換気をしようということなのでしょうか?
窓を開けると杏子は空を見上げています。
何かを待っているようです。
するとふくろうが一羽舞い込んできました!
どうやらふくろうが杏子の使い魔のようです。
ふくろうは口に手紙を携えています。
どうやら茜さん宛てらしいです。
茜さん「どれどれ何かな~」
請求書、ツケが溜まっています。 計59,150円
。。。
第18話終了です!
まとめ
今回はケリーさんの趣味が人類学者ということ、そして杏子の師匠であるという設定が判明しました!
あと杏子の使い魔のふくろう(名前はオロルというらしいです)が登場し、毎回新しいキャラクターが増えてかなり賑わってきた印象です。
では、また次回の記事でお会いしましょう!