「ふらいんぐうぃっち 6巻、第32話」の感想について書いていきたいと思います。
ネタバレを含みますので、ご了承の上お読みください。
紹介する本の基本情報
書籍名:ふらいんぐうぃっち 6巻
初版発行:2017年9月1日
著者:石塚千尋
発行:株式会社 講談社
第32話、天地、夏冬、雪と墨
スマートフォンに着信が、連絡主は春の運び屋さんです。
寝ぼけまなこの男性が電話に出ます。
何でも春の運び屋さんは男性が寝坊しないか心配になって連絡してくれたみたいです。
男性は春の運び屋さんに寝坊は問題ないと回答、そして直ぐに寝落ちします(笑)
。。。
二度寝してしまった男性は目が覚めるとシャベルを片手に急いで出かけるのでした。
倉本家の真琴の部屋、チトさんが寒いのか震えています。
そして、寒さを回避するために真琴の布団に潜り込みました。
真琴もあまりの寒さに目が覚めます。
あれ?この前まで季節は6月くらいでしたよね?
起きた真琴は屋根からドドドドドッという音に再度驚きます。
いったい外では何が起こっているのでしょう?
廊下に出ると、なんと屋根から雪が落ちてきています!
音の正体は雪が屋根から落ちる音だったのです⛄
真琴「青森って7月に、雪が降るんですね」
そんなわけあるか~い!
これは明らかに異常気象です。
取り合えず家の前の雪片付けを始める倉本家一行。
千夏ちゃんはのんきに雪だるまを作っています。
茜さんもそれに続き、結局みんなで雪だるまを作り始めました。
でも、どうしてこんなことに?
茜さんは真琴に魔法を使ったか聞きますが、真琴は身に覚えがありません。
考えていると真琴は雪が家の敷地内だけに降っていることに気が付きます。
家の敷地を跨ぐとあら不思議!
そこは7月の気温になっていました。
するとそこに頭を抱えたスコップを持った白人らしき男性がいます。
真琴たちが家の住民と気が付くと声をかけてきました。
曰くスコップを持った男性は気象学者だそうで、この異常現象の原因を知っているみたいです!
そして、原因を取り除くために家に入らせて欲しいと交渉してきます。
真琴「ダメです」
千夏ちゃんも白人男性が適当なことをしゃべっているのではないかと怪しみます。
真琴「気象学者なんですよね?それを証明するものはありますか?」
白人男性「無いです。。。」
それを聞いた千夏ちゃんは怪しい人が来たと茜さんにダッシュで報告に行きます!
茜さんは面白そう!(笑)という理由でダッシュで駆け付けると何やら見覚えのある顔が。
茜さん「夏の運び屋さん!お久!」
驚く真琴。
誤解が解けた白人男性こと夏の運び屋さんは家の敷地内に入り、雪が降っている原因を探し始めます。
途中、真琴が夏に雪が降るトラブルがあるのか?と聞くと何やらまた適当に答弁しています。怪しい。。。
すると夏の運び屋さんのレーダーに反応がありました。
どうやら雪を降らせている原因は地中に埋まっているようです。
雪を掻き分け、地面を少し掘ると何やら「顔が複数ついた木の根っこらしき物体」が!
夏の運び屋さんはこの木の根は冬の根ということ。秋の終わりに冬の運び屋さんが種を蒔いていくということを教えてくれます。
気が付くと先ほどまで人の姿をしていた夏の運び屋さんが獣らしき見た目に変身しています!
冬の根はとても冷たく触れませんが、変身することで触って取り除けるのだそう。
それを取り除くのが夏の運び屋なのだとも教えてくれます。
真琴「??なんで今頃取り除いてるの?」
夏の運び屋さん「。。。寝坊してしまって。」
冒頭と繋がりましたね💦
作業後、夏の運び屋さんは冬の根が残っていたのが魔女の家で良かったと言います。
じゃないと今頃大騒ぎにとほっとした顔で言います。
するとテレビからある公園で雪が降る異常現象が~というニュースが聞こえてきます。
夏の運び屋さん「。。。」
第32話終了です。
感想
月曜日や寒い日はついつい二度寝したくなってしまいますよね。
そんな気持ちでいた夏の運び屋さんは今回は仕事でやらかしてしまいましたが、何となく同情してしまいました。
あと作中で冬の根の種を蒔いた冬の運び屋さんの存在が示唆されました。ということは秋の運び屋さんとかもいそうですね!
今から登場が楽しみです。
では、また次回の記事でお会いしましょう!