「ふらいんぐうぃっち 6巻、第36話」の感想について書いていきたいと思います。
ネタバレを含みますので、ご了承の上お読みください。
紹介する本の基本情報
書籍名:ふらいんぐうぃっち 6巻
初版発行:2017年9月1日
著者:石塚千尋
発行:株式会社 講談社
第36話、ナルナルの貴重な食事風景と捕獲方法
児童公園でしょうかブランコがあります。
公園の隅の木の根元に何やら動く気配が!
何やら木の根元を必死に掘り返す動物がいます。
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真琴と鹿角先輩は上空から戻ってきました。
鹿角先輩は怪奇現象を複製型、原因は「ナルナル」という魔法生物と推測を立てました。
そして「ブーバ」というカラスの使い魔を呼び出し、複製の範囲とナルナルの痕跡を探すように伝えます。
真琴はナルナルという生物を知らないらしく鹿角先輩に質問します。
するとスマートフォンのあるサイトからナルナルの説明文を使って解説してくれました!
なんでも魔女が運営しているサイトがあるようで色々な情報が掲載されているようです。
魔女も近代化してるんですね~
それによるとナルナルは「あっち側の世界」に住んでいる生物ですが偶に「こっち側の世界」に迷い込んでしまうことがあるようです。
なのでナルナルを捕まえて元の住処に帰せば怪奇現象は解決する、「そうゆう認識でOKですか?」と真琴は鹿角先輩に聞きます。
しかし、何故か浮かない表情の鹿角先輩。
何かあったのでしょうか
真琴も質問しますが、鹿角先輩は教えてくれません。
二人はその後も歩き続け、複製されている区画範囲を大体把握しました。
するとブーバが空からナルナルの痕跡を発見したことを教えてくれます。
早速現場に向かう二人。
すると木の根元が盛大に掘り返されています。
鹿角先輩が言うには、ナルナルがエサになる虫を探した後だそう。
ナルナルはエサの穴場を見つけると場所ごと複製して、安定した食料源とする習性があるそうです。
食料を複製して、安定させるなんて賢い生き物ですね~
すると近くからカタンっと物音が!
振り返るとナルナルが居ました。
コンクリートブロックを動かしてエサを探しているようです。
見た目は大きく口を開けた少し間抜けな印象。
背中に生えている手を合わせて六本の手足があります。(昆虫と一緒ですね)
鹿角先輩は「運がいい」と呟き。
蜘蛛の巣の柄が描かれた容器を取り出しました。何かの魔具でしょうか?
容器の中身は液体で、これを使って網の絵を描くとあら不思議!
本物の網になりました!
二人は作戦を立て、路地にいるナルナルを挟み撃ちにすることにします。
配置についた二人。
しかし真琴はフライングしてしまいます💦
ナルナルもそんな真琴に気が付きました。
焦る真琴。
それを見た鹿角先輩も路地から現れて捕獲にかかります。
するとナルナル、身体から包帯のような帯を出し、しっかりとフィットします。
すると急に駆けだしました!
そして真琴の網をかわし、空中に飛び上がると真琴の顔に唾を吹きかけ逃走しました。
二人は後を追います。
足では追いつけないことを察した鹿角先輩は魔法で路地に逆風を起こし、ナルナルを手前に飛ばすことを思いつきます。
真琴は捕獲係です。
鹿角先輩が放った風魔法はナルナルをピンポイントで捕らえて真琴の方にピューンっと飛んできます!
しかし、またしても唾攻撃により視界を奪われた真琴はナルナルを取り逃してしまいます。
二人は公園で一休みします。
何でも一度警戒状態に入ったナルナルを再び見つけるのは困難なようで明日出直ししようということになります。
真琴はその意見に賛同します。
今日は解散かなと考えていた時、真琴は冒頭で鹿角先輩が見ていた魔女のサイトについて教えて欲しいといいます。
サイト名は「魔女のすゝめ」というらしく、普通に検索すると出てくるそうです。
真琴は今後のためにもナルナルの欄を読みます。
するとナルナルの簡単な捕まえ方が乗っているのを見つけます。
その方法とはミミズを捕まえて一か所に集めるというもの。
鹿角先輩にこのことを伝えますが、鹿角先輩は何やら気乗りしない表情。。。
鹿角先輩、虫やミミズ全般が苦手だということを真琴に告白します。
なので方法は知っていたのですが、言い出せなかったとのこと。
真琴はそれならミミズ集めはお任せをといいますが、鹿角先輩は仕事ならば。。。やるしかないと重い腰を上げます。
ナルナルが掘り返していた木の根元にいくとミミズがうようよ沢山います。
真琴はひょいひょい摘まんで空き缶に集めていきますが、鹿角先輩はミミズを見ただけでビビりまくりです(笑)
そんな鹿角先輩を見てブーバは突っ込みます。でも、苦手なものはどうしようもないですよね。
鹿角先輩は真琴の魔術属性(九行、ここのつ)について聞きます。
新しい言葉ですね。その名の通り九つあるらしく、鹿角先輩は風を操るウィントスだそうです。
そんな話をしていると空き缶一杯にミミズが集まりました。
するとあっさりナルナルが現れ、ミミズをラーメンのようにすすっています。
この光景をみた鹿角先輩は叫びながらも、ガシッとナルナルをホールド!
無事に捕まえることができました。
ナルナルを捕まえたことでループも解け、道を歩くとアキラさんが待っていました。
捕獲網の中ではお腹一杯のナルナルが寝ています(可愛いです)。
アキラさんは夜食を奢ってくれるといい、真琴はナルナルを見てたらラーメンが食べたくなったと言います。
鹿角先輩「うそでしょ。。。」
第36話終了です!
感想
今回の仕事を通じて真琴と鹿角先輩との距離がぐっと縮まった印象です。
あと鹿角先輩は年長者だけあって、魔女サイトや九行など新しい魔女用語を沢山話してくれるのでいろいろと気になる点が増えましたね。
今後も魔女のお仕事での二人の活躍が楽しみです。
では、また次回の記事でお会いしましょう!