「ふらいんぐうぃっち 8巻、第45話」の感想について書いていきたいと思います。
ネタバレを含みますので、ご了承の上お読みください。
紹介する本の基本情報
書籍名:ふらいんぐうぃっち 8巻
初版発行:2019年8月1日
著者:石塚千尋
発行:株式会社 講談社
第45話、道草、近道、帰り道
図書館の歴史本コーナーと思われるところで、杏子が立ち読みをしています。
読んでいる本のタイトルは「THE 城」
杏子は古代文明も好きと言ってましたが、歴史系全般が好きなんですね。
すると杏子に声をかける女子生徒が二人。
てには「石田家」という本が。
何でも石田三成が生まれてから亡くなるまでが三成目線で書かれているそうです。
杏子はこれを求めていた!と喜び、本を見つけて来てくれたハマちゃんにお礼を言います。
するとハマちゃんともう一人は歴史の登場人物のように「もったいなきお言葉」と返します(笑)
仲が良いですね~
帰り道、ハマちゃんが石田三成と大谷吉継の友情が熱いところだよと杏子に教えてくれます。
そしてどうしていきなり戦国時代に興味を持ったの?と質問が。
杏子はお店にくるお客が歴史好きで日本史を詳しく知りたがっているので、勉強してると答えます。
ハマちゃんは杏子の家に行きたがります。
しかし、いつも杏子はやんわり断っている様子です。
しかし、杏子はいつかは招きたいと思ってるよとも補足します。
二人なら掟も守ってくれそうだし。こそっ
この掟という言葉に友達二人は反応します!
杏子さん、もしや極道の娘??
杏子「ちがうよ」
そんなやり取りをしながら二人と別れ、杏子は一人帰宅の途に。
するとブロック塀の上の猫に話しかけられます。
どうやら案内したい場所があるそうです。
案内されて行きついた先は公園でした。
見渡すと猫に囲まれている人がいます。
その風貌はというとちょんまげに帯刀、サムライです!!
杏子はそっと近づき後ろから声をかけます。
ビック!!
サムライ「拙者の後ろに立つとは何やつ!!」
しかも見えてるのかと更に戸惑います。
杏子は私は魔女で猫に案内されたということを伝えます。
サムライさんはこの説明で納得したかどうかはわかりませんが、自己紹介を始めます。
姓は岡田、生まれは慶長、旗本の武士だったそうです。
何と徳川家康とも話したことがあるそうです!
しかし、病でぽっくり死んでしまったそうです。
享年41歳でした。
戦いの世を生きた岡田さんの魂は疲れていたらしく、現世で魂を癒してから生まれ変わりなさいと言われたそうです。
そんなこんなで400年、あの世で養生し、ついこないだ魂の完治が認められたそうです。
しかし、400年もあの世にいたのでいきなりこの世に帰っては問題があってはいけないのでリハビリのために昨晩からこの世に放り出されたそうです。
あの世の人達は岡田さんに特に何も教えず放り出したため、何をしていいのか分からず途方に暮れていたということでした。
死んでも色々と大変なんですね~
この話を聞いた杏子は岡田さんにコンクルシオに来ないかと尋ねます。
お店はこっちの世界以外の人ばかりだし、従業員が霊なので知り合いができると。
岡田さんはこの話に興味を持ち、コンクルシオに行くことになりました。
杏子は岡田さんを連れて神社に行きます。
岡田さんはここがお店なのかと聞きますが、杏子はNOと答えます。
お店は青森にあり、ここを通るのが近道だと言います。
岡田さん「ここは神奈川、青森って歩いていけるの?」と半信半疑です。
しかし杏子は神社の藪の中に突っ込んでいきます。
岡田さんお後を追うとそこには地名が描かれた立て看板と果てが見えない一本道がありました。
何でもあっち側の人専用のワープの道だそうです。
基本的に人や魔女は使えないそうですが、杏子の家系は何故か使えるそうです。
そんな話をして数分。
コンクルシオの立て看板が見えてきました。はやっ!!
ちょうどその場所から帽子をかぶったオオトカゲのような風貌の方が出てきました。
岡田さんは「もののけか!!」と驚きますが、オオトカゲさんにあなたもでしょっと冷静に突っ込まれます(笑)
杏子はオオトカゲさんに歴史の本を持ってきたことを伝えますが、急用で帰るからまた今度よろしくと言われます。
歴史好きなお客さんってオオトカゲさんだったんですね。
コンクルシオの前に着くと杏子は二礼二拍手します。
するとボロボロの外観が綺麗になりました。
またもや腰を抜かす岡田さん。ちゃんとやって行けるか不安になっている様子です。
そんな二人をひなさんが出迎えてくれました。
杏子は岡田さんが幽霊初心者ということを伝えます。
ひなさんは取り合えず中へどうぞと一言。
岡田さんは何やら固まって一言、「可憐だ」
そして幽霊として頑張る決意をしたのでした(笑)
第45話終了です。
感想
45話にして初めて真琴が登場しない回でした。
杏子は魔法を使用して横浜の学校に通っているそうです。通勤の疲れが無いのは羨ましいです。あと旅行とかにも活用できそうな魔法ですね。
杏子が探していた石田三成ですが、実は津軽藩と関りがある人物なのですがそれはまた別の記事で書きたいと思います。
では、また次回の記事でお会いしましょう!