農産物を購入する方法はスーパーマーケットなどの小売業を介して購入するのが一般的です。一方で最近はECの発達でネットを介しての買い物が普及してきました。この傾向は農産物にもあり、農家から直接消費者に売れるため、農家の方の利益が高くなったり、消費者と農家の信頼関係が構築しやすいといったメリットもあります。
「食べチョク」」はそのような農産物をネットで買えるサービスの一つです。
本記事では「食べチョク」に2020年5月時点で登録されている青森の農家さんをご紹介していきたいと思います。
農業
釈迦のりんご園
平川市広船で親子3代で農園を営んでいらっしゃるそうです。
こだわりは味を良くするために収穫時期を遅らせ、完熟してからの出荷だそうです。
また化学肥料、除草剤を一切使用せず、有機肥料だけで栽培を行っているそうです。
所在地:平川市広船広沢87−2
Apple PAPA ~あっぷるぱぱ~
栽培されているりんごの品種は「シナノスイート」、「シナノゴールド」、「アルプス乙女」、「王林」、「ふじ」と多品種栽培を展開。
また経営者の方が食品衛生責任者の資格を持っていることから加工品を積極的に開発しているそうです。
所在地:藤崎町
公式HP:なし
田中農園
127年続く(2020年時点)弘前市の農園。
現在は就農6年目の4代目と就農46年の3代目が経営されているそうです。
こだわりは減農薬・減化学肥料を基本として、りんごの木の状態に合わせた管理を行っているそうです。
所在地:弘前市
丸末果樹農園
80年の歴史を持つ農園。
栽培しているのは「りんご」を主力とし、「さくらんぼ」、「トマト」と様々!
販売方法は直販が主で顔の見える経営を行っているそうです。
りんごの収穫シーズンにはリンゴ祭りを開催しているそうです。
所在地:三戸郡三戸町大字梅内松原44
福士農園
純国産有機肥料100%で栽培を行っているそうです。
また鮮度を維持するスマートフレッシュ処理や糖度センサーなどを用いて品質管理を行っているそうです。
また青森をお客さんに感じてもらえるように、梱包はオリジナルの青森ねぶた仕様になっているそうです。
所在地:浪岡大字郷山前字永原23-1
なんごうゆめファーム
ニンニク、長芋、ニンジン、ジャガイモを栽培しているそうです。
運営者の鈴木正樹さんは出身は宮城で仕事で東京にいたそうです。その時は忙しさから食べ物に気を払うことができず、お弁当や総菜が多かったそうです。
その後転機があり、自身のルーツでもある東北で農家をすることを決意し今に至るそうです。
食べチョクのページの書き込みが非常に丁寧で人柄が伝わってくる内容になっていました。
所在地:八戸市
とりやべふぁーむ
ニンニク栽培農家さんで主に市場流通で販売していましたが、消費者の近くにいきたいという思いからネットでの販売を始めたそうです。
ニンニク栽培歴は20年、こだわりの農薬、除草剤等をしない栽培方法で最高のニンニク、すごく美味しそうです!
所在地:上北郡七戸町字中鳥谷207-1
十和田まぎー農園
2014年に就農し、青森ニンニクを中心に栽培を行っているそうです。
通常のニンニクに加え、黒にんにく、ビーツなど個性的な野菜が揃っています。
また野菜ソムリエの資格を持っているそうで、とわだ西洋野菜研究会のメンバーでもあるそうです。
所在地:十和田市西六番町3-28-10
有限会社サニタスガーデン
代表の山田さんは神奈川ご出身で大学在学中フィリピンで農業の魅力に出会い、卒業後は青年海外協力隊でボツワナ共和国で農業支援を行い、帰国後再び農業について学んだ後に2002年に青森で就農したそうです。
ジャガイモやレタス、キャベツ、白菜、トウモロコシなどの高原野菜を栽培しているそうです。
食べチョクのページの中で特に押していたのが「雪室ジャガイモ」です。
氷温近くで保存することで糖度を10度越えにできる技術だそうです。気になります!
所在地:黒石市大川原蛭貝澤201
まめきち自然農緑
「手に負える農業をしたい」という思いから、大型機械は使用せず、手の届く範囲で拘ってリンゴを栽培しているそうです。
石灰硫黄合材を(恐らく年に)3回しか使用しない農法を採用しており、徹底した無農薬栽培を行っているそうです。
所在地:三戸群
山田ふぁーむ
6代続く農家で米を貯蔵する昔ながらの土蔵に米専用の冷蔵庫を設置しています。
美味しい米を作るために収穫量を追う栽培は行わず、面倒を見切れる範囲で化学肥料を抑えた農法を行っているそうです。
量より質、美味しいが大前提。共感できる理念だと思います。
所在地:青森市八ツ役芦谷105
つがるファーム
青森のニンニクというと八戸側のイメージがありますが、つがるファームは津軽地域でニンニクを作っています。こだわりはカニの殻、鶏糞、卵のからなどのから作った有機肥料と一般的な農法より5割以上農薬を減らした栽培方法だそうです。
所在地:つがる市稲垣町
Twitter:https://twitter.com/taugarufarm
手づくり工房あかね
栽培しているのは「ジャンボニンニク」という名前も見た目もインパクト抜群なニンニクです。写真で見ると一つ女性の手のひらサイズほどの大きさがあります。
「黒ジャンボニンニク」も栽培しており、そこに含まれるポリフェノールはワイン・いちご・チョコレートの2.3倍もあるそうです。
所在地:北津軽郡鶴田町境字里見76-1
やまもと農業
現在の経営者の山本さんは田子ニンニク栽培の二代目だそうで元々は普通の化学肥料を使う栽培を行っていたそうですが、あるきっかけから安心・安全・健康にこだわった農産物を届けたいという思いを持ち、2013年から自然栽培に取り組み始めたそうです。
最初は販路が見つからなかったり、栽培の苦労もあったそうですが、近年は無農薬栽培のノウハウ定着や販路が見つかるなど挑戦が芽を結び始めているそうです。
所在地:三戸郡田子町大字相米字根渡10-1
SKOS合同会社
2011年に栃木県から移住された土本さんご夫婦が立ち上げた会社です。
土いじりが好きだったということと、就農時条件が良かったことも重なり、「奇跡のりんご」で有名な木村秋則さんの「自然栽培ふれあい塾」を経て農業を始めたそうです。
栽培しているのは小麦、大豆。またそれを加工したパンも販売しています。
SKOS合同会社についての記事も書いてます。→リンク
所在地:三戸郡新郷村大字戸来金ケ沢29−3
漁業
日本魚類
流通しない希少な魚、規格に満たない魚それでも美味しい魚は美味しい!ということをこだわりに漁師の味を届けてくれる日本魚類さん。
設備も水産試験場と連携し、鮮度を可能な限り落とさない数々の技術を導入しているそうです。
所在地:東津軽郡外ヶ浜町字平舘磯山27番地
山口養魚場
50年の歴史を持つ山口養魚場では渓流サーモンという淡水で育てたサーモンを取り扱っています。海のサーモンと異なり身がしまっているのが特徴。また川魚特有の臭みも育成方法の工夫で抑えているそうです。
どんな味がするのか気になりますね!
所在地:むつ市大畑町添木
Facebook:リンク先へ
畜産
グローバルフィールド
青森のブランド鶏 シャモロックの出荷数一位であるグローバルフィールド。
一般的なブロイラーより2倍の生育期間をかけて育て、味よし、ダシよし、歯ごたえ良しの三拍子揃った地鶏は今や全国に羽ばたいています。
所在地:
LOCO SIKIミート
代表取締役の芝﨑 壽一郎さんは料理人として使用する食材を確かめる中で、優れた食材を守る大切さに気付き会社を設立されたそうです。
取り扱っているのはポリフェノールをたっぷり含んだリンゴのエサで育ったアップルポークです。ハムに、しゃぶしゃぶにコクとさっぱりとしてた脂身が特徴のお肉です。
公式HPも大変綺麗でした。下記にリンクも張ってあるのでご興味がある方はみて下さい。
所在地:上北郡七戸町字舟場向川久保305
まとめ
如何だったでしょうか?
私自身も記事を書きながら、青森にこんな農家さんがいたのか!こんな作物があるんだと初めて知ることが多くありました。作り手の顔が見えるのも安心ですし、応援もしたくなりました。
皆さんも記事を読んで気になった農家さんや作物はありましたでしょうか?もしも、この記事がその気づきのきっかけになれば幸いです。
では、また次の記事でお会いしましょう!