概要
カチーナ(またはカチナ)とはアメリカインディアンのホピ族が信仰する精霊であり、アニミズムの一種である。
カチーナのホピ族の伝承
ホピ族とカチーナには以下のような伝承が存在する。
ホピ族ではカチーナは精霊であるため普段は目に見えない存在であるが、自然災害等で生活に危機が訪れた際に人の姿で現れたと信じられている。
カチーナの助けにより、生活は改善し、カチーナはホピ族の元を去ることになった。去り際にカチーナは儀式を教えて、儀式が守られていれば再び現れると約束を交わした。以来ホピ族は決まった時期に儀式を行ってカチーナを祭っている。
カチーナ人形
カチナ人形はホピ族の男性が決まりに沿った色や形で作製し、カチナダンスの際に女の子に手渡すものである。
カチナ人形は各家庭でカチナの役割について学ぶための道具として機能してきた。
しかし、その見た目の愛らしさから近年ではお土産用にカチナ人形を製作するホピ族も多い。
またホピ族以外の者が安易にカチナ人形を製作し模造品が多く出回っている。
ふらいんぐうぃっちでのカチーナ
日本の漫画作品、ふらいんぐうぃっちでは浜辺兎という架空の動物がカチーナの一種として登場している。
カチーナはマナの塊の様な生物であると犬養トワが述べている。