青森県の強者分野というと何が思いつきますか?
りんご、にんにく、あと農業全体が何となく盛んなのではというイメージです。
そこで本記事ではランチェスター戦略的観点から青森県が持つ強者分野をご紹介します!
- 本記事の強者の定義
- りんごの収穫量 [ 第一位 青森県、シェア 58.4% ]
- にんにくの収穫量 [ 第一位 青森県 、シェア 70%]
- ごぼうの収穫量 [ 第一位 青森県 、シェア 37%]
- しらうおの漁獲量 [ 第一位 青森県 、シェア69.4%]
- 競争力を保つための「ミート戦略」
- まとめ
本記事の強者の定義
まず最初に強者とは何かを定義したいと思います。
本記事ではランチェスター戦略で定義される強者の定義「市場シェア26.1%以上かつ2位と2倍以上の差をつけている1位」を採用します。
では、見ていきましょう!
りんごの収穫量 [ 第一位 青森県、シェア 58.4% ]
言わずと知れた青森の代名詞、りんご。
その2019年度のシェアは58.4%!2位長野県のシェア18.2%に3倍の差をつけています。
にんにくの収穫量 [ 第一位 青森県 、シェア 70%]
にんにくの生産も有名です。
そしてその数字を見ると2017年度のシェアは驚異の70%!!2位香川県が4%なので17.5倍の差です。データでみるとニンニクはりんご以上に強い競争力を持っていることが分かりました。
ごぼうの収穫量 [ 第一位 青森県 、シェア 37%]
けの汁など青森の郷土料理に欠かせないごぼうも高い競争力を誇ります。
2018年度のシェアは37%。2位茨城県の11%に対して3倍の値です。
しらうおの漁獲量 [ 第一位 青森県 、シェア69.4%]
しらうおは日本では高級食材として扱われています。
そのシェアは69.4%。2位茨城県は27.4%となっており、その差は2.5倍です。
このシェアを更に高めて不動の位置を狙える位置にいます。
競争力を保つための「ミート戦略」
圧倒的強者がいる市場において弱者は「差異化」によってシェア拡大を計ります。
例えばりんごもそのまま売るのではなく、有名飲料メーカーとコラボレーションを行いブランド戦略を取ったり、珍しい品種を栽培したりします。
強者はこれに対応するためにこの様な「差異化」を真似る必要があります。
例えば三ツ矢サイダーが長野スイートとコラボレーションしてきたら、青森りんごもコラボレーションして差異化させないという感じです。
果実をほおばったような味わい
— ねとらぼ (@itm_nlab) April 14, 2020
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美味しそーなの見つけたのだ( ^ω^ )#三ツ矢サイダー#長野#信濃#シナノ pic.twitter.com/VD3pN9Sh2J
— 【池袋アナコンダ】 (@ana_ike_) October 29, 2017
相手の差異化を真似ることで質ではなくシェアの戦いに引きずり込み、優位に立ち続けることができます。
まとめ
ランチェスター戦略的観点からみた青森県の強者分野、如何だったでしょうか?
青森県はりんご、にんにく、ごぼう、しらうおと農業分野において全国で戦える武器を持っています。
今後とも2位以下に圧倒的な差をつけて市場のリーダーとして活躍を期待したいですね!