株式投資をする上で一番大切なものと言っては過言ではないのが「リスク管理」です。ただ「リスク管理」って具体的にどのように行えば良いのか分からない方もいると思います。ひと昔前ならばそんな情報は一部の専門家しか持ちえませんでしたが、現代はネット上に無料の優良投資情報が多くあります。つまり、青森でも東京でも同質の金融知識が手に入る時代です。
本記事は著者がネット上で見つけた分散投資に関する情報をまとめています。
基本的に無料で使える情報ばかりです。
投資におけるリスク
リターンを出す為にはリスクは避けられません。
大きなリターンを出す為には大きなリスクを取る必要があります。リスクが大きくなるほど投機の要素が強くなります。
本当に良い投資とはリターンは高くリスクを小さくすることです。
これを言葉にした「シャープ・レシオ」という概念があります。
「シャープ・レシオ」はどうしたら高められるのでしょうか。その為の手段が分散投資です。
分散投資の基本
では、分散投資の仕方を簡単に説明します。下記の記載はバフェット太郎さんの動画を参考にしているので、リンクから動画を見てもらえればイラスト付きでより理解が深まると思います。
分散投資の基本は以下の三要素です。
①資産配分:株、債権などの資産種類をどの程度ポートフォリオに組み入れるのか
②景気循環:回復、好況、後退、不況どの局面に強い資産を組み入れるのか
③銘柄数:8~16銘柄
この3要素を理解した上で各要素について分散ができれば大きな失敗は少ないと思います。
分散投資のありがちなミス
アセット比率=リスク分散ではない
例えば株式:債権=50:50のポートフォリオがあります。一見リスク分散が出来ているように見えます。しかし、株式は債権よりボラリティが高く利益も出やすいが損失も出やすいリスクが高い商品と言えます。仮に株式のリスクが債権の3倍あると仮定するとリスクバランスを取るためには株式:債権=25:75にしないとバランスしないことになります。
組み入れ銘柄同士の相関係数が高い
例えば日本株10銘柄に投資をしていたとします。これも一見リスク分散ができていると思われますが、日経平均が下がると10銘柄が連動して同時に下がる可能性があります。これは投資した10銘柄同士が日経平均と正の相関が高い為に起こった現象です。この様な事態を避けるためには日経平均と負の相関を持った商品、日経平均が下がった時に値上がりする商品をポートフォリオに組み入れておく必要があります。
相関係数はTradingViewを使用すれば無料で分析することができます。
有名投資家のポートフォリオ
有名投資家がどの様なポートフォリオを構築しているのか、参考にすることでリスク管理がされたポートフォリオをデザインする参考になると思います。
レイ・ダリオのポートフォリオ
米国株、新興国株を中心に金、債権にもバランスよく分散されています。
GPIFのポートフォリオ
日本の年金運用をしているGPIFですが、国内株式、海外株式、国内債権、海外債権にバランスよく投資しています。
高橋ダンのポートフォリオ
投資Youtuber高橋ダンさん推奨のポートフォリオです。株式、社債、不動産50%、国債20%、そして特徴的なのがコモディティに30%です。
ポートフォリオ作成で参考になる動画
Dan Takahashi 高橋ダン - 日本語チャンネル 長期ポートフォリオの作り方⁈
バフェット太郎の投資チャンネル、知って得する 大不況を乗り切る〇〇投資術
まとめ
分散投資は投資をする上で必須の知識です。
現在はネット上に分散投資を学ぶ無料の優良サイトや分析ツールが沢山あります。
投資で一番大切なものと言っては過言ではないのが「リスク管理」です。その目的は相場から退場しないことです。投資は長く続けて初めて効果が出るものだからです。
その為にリスク分散をきちんと行い、資産の変動を抑え長く相場の恩恵を受けれるポートフォリオをデザインしましょう。
また長く相場を楽しむという観点では100%リスク分散をしたポートフォリオを組むだけでは人間飽きが来てしまいます。あなたが積極的に投資を学びたいと思うのでしたら投資資産の10%ほどを趣味の投資に傾けても良いのではないでしょうか。それはまた別の記事で書いていきたいと思います。
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