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【環境投資】欺瞞に溢れた?テーマだが投資はするべき

次世代に良い環境を残すために、環境をテーマにした取り組みが活発になっています。

一見倫理的に正しいと感じる「環境投資」ですがその前提や目指すビジョンについて個人的に考察しました。

本記事は著者の個人的な意見です。

内容を保証するものではありません。予めご了承の上お読みください。

 

 

地球の歴史から見ればちっぽけな変化

恐竜が最も栄えたジュラ紀は一説には北極圏の平均気温は15℃、二酸化炭素濃度は現在の20倍あったそうです。高い平均気温と二酸化炭素濃度で植物は大型化、植物を食料とする草食恐竜も繁栄しました。

更に長い時間、数十億年スケールで見ると地球の二酸化炭素濃度は一貫して低下してきています。これは地球上に植物が誕生し光合成による炭素固定が進んだためだと思われます。

平均気温を議論する際に数百年スケールのグラフを使用することがありますが、実際に地球規模の気温のトレンドを議論するには短すぎる可能性があります。

 

大気中の二酸化炭素量濃度は気温上昇の一要因だが

よく議論になる点として大気中の二酸化炭素濃度と気温上昇の因果関係があります。

大気中の二酸化炭素濃度と気温上昇には因果関係が存在するのは確かです。しかし、大気中の二酸化炭素濃度が気温上昇の主要因であるかと聞かれると答えは分からないというのが正しいと考えています。

ざっくり考えると地球の気温は太陽から受ける熱とそれを保温する能力で決まります。大気中の二酸化炭素濃度は保温に作用します。そしてその効果の割合は専門家でないと理解不可能です。また長期間のデータに裏付けられた分析が必要になります。このため単純に大気中の二酸化炭素濃度が気温上昇の主要因であるという論説はいささか乱暴であるという主張は理解できます。ただし、私を含め多くの人が専門家でないためこの事実を肯定も否定もできません。そもそも明確な答えが出しにくい分野であるとも考えられます。そのため、大気中の二酸化炭素濃度と気温上昇が強い相関があるという説明に対しより多くの宣伝を行える機関が世論を誘導しやすい状態が形成されていると考えています。

 

環境破壊=人間が住みやすい環境の破壊+α

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図1、Percentage urban and urban agglomerations by size class、
Unite Nation, Department of Economic and Social Affairs
Population Dynamicsより引用

環境破壊を防がなくてはいけません。

何故環境破壊を防ぐ必要があるのかというと次世代の人間たちが住みやすい環境を守るためです。それはつまり人間にとって住みやすい環境を守るということです。

更に掘り下げてみましょう。人にとって住みやすい環境とは何か。最近のESG、SDGsで語られることとしては一番分かりやすい要素は「気温」です。気温上昇は農作物の収穫量減、生態系の変化、利用可能な真水の減少、極地の氷床融解による海面上昇などをもたらすため問題に挙げられています。

個人の視点から見ると食料や真水が入手困難になることは問題に映ります。海面上昇も臨海部の都市での生活が困難になり移動を余儀なくされ問題に映ります。だから環境問題に立ち向かうことは有益だと論理的に説明されます。著者自身もそれに異論はありません。

もう一つの視点、資産の視点から食料や真水が入手困難になるとどの様な問題があるのでしょうか。気温が上がると既存の農業生産設備が機能しなくなり、追加の投資が必要になります。採算が悪化した農地は資産価値が失われます。海面上昇も都市部の特に価格が高い土地が浸水し資産価値を失います。不動産は現在でも国の資産の大きな割合を占めるためその損失は非常に大きなものになることが予想されます。

何が言いたいかというと環境破壊は資本主義における資産を棄損する可能性が高いため問題であるということです。

 

環境投資は既存設備更新を促す巨大ビジネス

環境意識の高まりから二酸化炭素を排出する化石燃料からの転換が図られています。この転換は既存の設備を更新する圧力になります。既存の設備の更新には莫大な費用がかかります。

人類の歴史の中で既存の設備を更新する一つの方法として戦争があります。既存の設備が破壊されれば新しくせざるを得ないからです。世界から戦争は消えていませんが、先進国でみれば北米、西欧、極東では過去の大戦から70年以上が経過し、既存設備の老朽化が進んでいます。この設備を維持管理するのではなく、全く新しい設備に更新すれば大きな経済効果が見込めます。しかし先進国において既存設備を更新するために戦争をしようと謳うと明らかなパッシングを受けます。そこで考え出された手法の一つが環境投資だと思っています。「次世代に残せる地球環境を、私たちの生活環境を、動植物を救うため」という耳障りの良い言葉は大衆を扇動するには適しています。またこの手法は環境投資を推進する側だけではなく反対する側も扇動するツールとして利用可能です。極端な推進意見、反対意見には何か背景がある集団が絡んでいると考える、綺麗ごとは疑って考えるのが無難だと思います。

 

環境投資はイノベーションを促進する

環境投資における設備更新には新しいテクノロジーが必要です。発電を例に取ると洋上風力発電の建設には軽いブレードを作るための材料、洋上での建築技術、運営保守方法の開発等々新しい技術が多く必要になります。また新しい技術の中には汎用的に使用できる技術も存在し、 イノベーションを加速させるきっかけになり得ます。

 

私見:個人はどう動くべきか

私は以下の様に個人は動くべきだと思います。

環境投資:行うべき

環境投資の意義:イノベーションの促進

 

私自身は環境投資自体は善でも悪でもないと考えています。ただし世界のトレンドとして明確に環境投資へ資本は流れています。そのため、この分野には投資するべきだと思っています。イノベーションを促進する成長産業なので長期的には見込みがある分野だと思っています。

一方で「環境投資」「ESG」「SDGs」というストーリーを信仰するかというと答えはNGだと考えています。上記に限らず物事を「信仰」してはいけないと私は考えています。私は心がねじ曲がっているので、綺麗な話には裏があると考えてしまいます。「次世代のため、環境を守るため」という心地よい言葉で一見良いことをしている感じでも人間が集団で動かしている事象には必ず物事には表裏があります。本当は何が狙いなのか少し勘繰りながら自身のリスクを分散し立ちまわることが必要なのかと考えています。

 

関連記事

www.learningaomori.com

 

 

参考サイト

恐竜が最も栄えたジュラ紀 | NHK for School

大気と海の歴史

安っぽいSDGsとESGで儲けようとする君たちへ(森本紀行) - 個人 - Yahoo!ニュース

ESG経営・ESG投資の不毛・欺瞞:アスワス・ダモダラン – The Financial Pointer®

価値の重視か、「欺瞞」か | 視点 | Campaign Japan 日本

ESG投資の欺瞞|藤枝一也|note

World Urbanization Prospects - Population Division - United Nations

大戦景気 - Wikipedia