株式市場に上場している企業は事業モデルがある程度出来上がった大きな企業です。
当然ながら企業は上場企業に限定されません。日本でもベンチャー企業は数多く存在し、また今後ベンチャー企業が増えていくことが日本の活性化にも繋がります。
このベンチャー企業を応援する方法の一つに「株式投資型クラウドファンディング」があります。本記事ではどの様な投資手法なのか簡単に解説していきたいと思います。
- 株式投資型クラウドファンディングとは
- どの様なサービスがあるのか?
- 日本の株式投資クラウドファンディングの実績は?
- 長期的な視点で投資する
- 投資比率はポートフォリオの1~3%くらいが適当か。
- 関連記事
- 参考サイト
株式投資型クラウドファンディングとは
各サービス会社のページに記載があるので UNICORNのウェブサイトの説明を引用します。
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インターネットを通じて多くの人が少額の資金を出して、未上場の新規・成長企業の株式に投資することのできる仕組みです。未上場株式を購入することで当該企業の株主になることができます。 投資先企業が大きく成長すれば、IPOやM&A(企業の合併・買収)で将来的にリターンを得られる可能性があります。
引用終わり
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どの様なサービスがあるのか?
2015年に金融商品取締法が改正され、株式投資型クラウドファンディングが日本で可能になりました。
これを皮切りに日本で株式投資型クラウドファンディング会社が設立され、2021年現在でも新規参入が続いている分野です。
ファンディーノ
UNICORN
CAMPFIRE Angels
イークラウド
GEMSEE Equity
日本の株式投資クラウドファンディングの実績は?
イクジッドに成功したのはファンディーノの2社(株式会社nommoc、株式会社漢方生薬研究所)のみです。ファンディーノは120プロジェクト実施しておりその中の2社という確率ですから非常にハイリスクな投資であることが分かります。
長期的な視点で投資する
ベンチャー企業投資は短期で利益を出すことはほとんど見込めません。
東証マザーズなどの上場企業を見ても設立から上場までは5~10年以上の期間が必要です。そのため短期で利益を出したい投資家、資金に余裕がない投資家には向かない商品であると言えます。
利益を追い求めるだけでなく、ベンチャー事業の実現が自身、社会に役立つと投資した本人が思える場合に向いているのかなと個人的には思います。
投資比率はポートフォリオの1~3%くらいが適当か。
ベンチャー投資には夢があります。
また仮に投資した企業がIPOした場合、大きなキャピタルゲインが期待できます。
しかし、逆に大きなリスクもあります。投資した企業がIPOせず未上場のまま倒産すれば投資資金を回収することは出来ません。すなわち投資資金を全て失う可能性もあります。
なので投資する場合はポートフォリオの1~3%に留めるべきだと思います。何故1~3%なのかと言うと仮にベンチャー投資に失敗したとしても残りの97~99%の資金を3~4%で運用すれば取り返せるからです。
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参考サイト
ユニコーン(UNICORN)の評判は?メリット・デメリットや投資の始め方も | 株式投資コラム | 金融・投資メディアHEDGE GUIDE
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