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「核は絶対悪」という考えが危険、今こそ核エネルギーの理解と管理が必要とされているのでは?

ある新聞の記事に「核は絶対悪」という表現がありました。

「絶対悪」とは誰にとっても悪であるという意味です。

しかし、善悪という概念は人間が生み出したものです。故に「絶対悪」という表現は対象者を攻撃するプロパガンダとして使用されるのが常なのではないかと著者は思います。

 

 

リスクとリターンと管理

「リスク」という言葉を本記事ではwikipediaから以下のように定義します。

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日本語では「危険」と訳されることもあるが、上記OXFORD英英辞典の定義によるとリスクは「悪い事象」ではなく「悪い事象が起こる可能性」であり、悪い事象の「重大性」と「可能性」のマトリックスによって「リスク」の大小が決定づけられることとなる。

引用終わり 

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リスクは危機と解釈されがちですが、本来の意味はあくまで現象が起こる確率ということです。ある行為にリスクがある場合はリターンとの釣り合いを考えます。そして管理を行いリスクがリターンを上回った場合、合理的に行為の執行を説明できます。

ここでのリターンは行為を通じて得られる利得であり、リターンは商業的、技術的、文化的など様々な要素から複合的に形成されるものだと定義します。

 

どんな物質にもリスクはある。

 「核」は放射性物質を生み出します。放射性物質から発せられる放射線は遺伝子を破壊するため生物には有害です。故に適切な管理が必要です。

当たり前ですが生物に有害な物質は核に限定されるものではありません。漂白剤に含まれる塩素は使用方法によってはガス化し、有毒ガスになります。空気中にある酸素ですら一定濃度以上になれば生物に対し有毒です。

この様に私達の身の回りには多く物質があり、危険が存在しています。しかし、私達は多様な物質を安全に取り扱い、リスクを抑えて物質の持つ効果的な面を多く活用しています。それは物質について適切な情報が共有化され、その情報に基づいた管理があるからです。

本当にいけない行為は、危険だからいけないのでは無く、何が危険だからわからないまま使用する、危険だとわかっていて対策無、不十分な対策で使用することです。

 

原子力発電は行政の進め方が悪かった

日本において原子力発電には行政、電力各社、地方自治体の癒着が報道されイメージダウンに繋がっています。原子力発電の開発には多額の税金が投入されており、既得権益が税金により利益を貪っていることは民主主義のルールの下では正しいこととは言えません。原発事故というリスクを無視して、金銭的なリターンを追い求めた既得権の横暴・汚職を指して「核は絶対悪」という表現は民主主義的な観点の元では正しいとも言えます。この様な原子力発電を巡る汚職は徹底的に追及し関係者は司法に乗っ取り責任を取るのが必須だと思います。しかし、同時に原子力関係の研究、技術が「絶対悪」とはならないと思います。

核反応はあくまで現象であり、そこに善悪は介在しえないからです。

www.jiji.com

 

人道的観点から核兵器は絶対悪

「核」という単語は範囲が広く兵器から発電、学問領域まで幅広い意味を持ちます。その中で核兵器という意味での核は社会規範的観点から絶対悪と言えます。人殺しが何故罪なのかという点についても議論があると思います。本記事では社会的動物である人間が社会を維持するための規範として無差別殺人が罪であると定義しています。仮に核兵器による無差別の殺人を許容した場合、直接的に核兵器で死亡する人や後遺症で苦しむ人に加え、現在の国際秩序、治安が崩れ去り経済的な困窮に陥る人が多発する可能性があります。

 

私見:核を使うことに善悪は無い、使用には徹底したリスク管理を

私は核を使用すること自体に善悪は無いと思います。

核は物理的には最もエネルギー効率が良い発電が可能なエネルギー技術となり得ます。一方その副産物の放射性廃棄物は遺伝子を有する生物には有害です。

なので私は使用時には放射性廃棄物が拡散しないような措置を講じた上で使用することが絶対の条件になると思います。

 

ではどのレベルまで放射性廃棄物が拡散しない措置を講じるべきでしょうか。私は核を使用した発電所が停止、破壊が起こった場合を想定した措置が必要だと思います。私は核エネルギーを使用は地下もしくは宇宙で行うべきだと思います。なぜならば仮に修復不可能なダメージを負った場合、施設ごと放棄することが可能だからです。そして現行技術では地下に発電施設を作るのが現実的だと思います。規模や種類は異なりますが、日本の岐阜県飛騨市には地下1000mにスーパーカミオカンデがあります。放射性廃棄物廃棄場として有名なノルウェーのオンカロの深さが地下500mです。地下ならば建設と廃棄がセットになっており有事の封じ込め、地震、テロなどの対策にもなります。

 

しかし地下での建設のコストは莫大であり商業的に核エネルギーを使用する場合採算が合わないレベルになることが多いと思います。またそもそも地下施設を建造する技術自体が未完です。なので国家主導で技術ロードマップを作成して核エネルギー開発の推進することが必須だと思います。

 

採算が合わないのに核エネルギーの開発を支持する理由以下の通りです。

適切にリスク管理すれば核エネルギー自体から得られる利益は少なくとも、国民に多くのリターンのある事業になると思います。核自体を「絶対悪」を決めつけず、どのような性質のものか理解し、管理・運用することが理性的な判断と言えるのではないでしょうか。

①日本が非資源国でありエネルギー自給に関する研究を行うメリットがあること。

②核融合の研究、地下開発技術の研究により高度人材が多く活躍できること。

③関連研究から他分野へ応用可能な技術が生まれる可能性があること。

④関連企業活動により多くの雇用を創出できること。

 

上記のアイデアは素人の著者が考えたものなので、地下に建設する技術、核の封じ込め技術などより現実性が高いアイデアを知っている方がいたら是非教えて頂きたいです。

 

参照サイト

リスク - Wikipedia

適切とは - コトバンク

なぜ人を殺してはいけないのか―道徳と倫理の根底

世界の地下、一番深い場所は? 日本一は新潟県に|NIKKEI STYLE

核のごみを10万年保管するフィンランドの洞窟に潜って見たものは… - 毎日新聞

夢の巨大地下空間をつくる

 

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